真宗大谷派の僧侶であり、漫画家でもある光澤裕顕さんに、ほっこりさんをテーマに4コママンガを書いていただきました。
多作の人、親鸞聖人
去年も食欲の秋というテーマでお話を書いた気がするなぁと思い、読み返してみますとやっぱり書いていました笑
夏もなんだかんだと食べる機会がありまして結構太ってしまったので、食欲の秋に負けずダイエットに取り掛かっています。
さて、漫画の中でほっこりさんが読まれている和讃に見覚えはありますでしょうか?
これは、普段お勤めをしている正信偈の後に最初に読まれる和讃です。
全文はこの以下の通り。
弥陀成仏のこのかたは いまに十劫をへたまえり
法身の光輪きはもなく 世の盲冥をてらすなり
これは『讃阿弥陀仏偈讃』という阿弥陀仏を讃えた和讃集の最初の和讃で、その後、四十八首ございます。
ただ、親鸞聖人がつくられた和讃はこれだけではなく、他にも七高僧を讃えた和讃、浄土を讃えた和讃、聖徳太子を讃えた和讃など、多くの和讃を残されました。
その数はなんと500を超えるそうです、すごい数ですね。
和讃は比較的読みやすいものも多いです。
秋は食べ物を味わうだけでなく、和讃から聖人のおもいをあじわうのもまた良いかと思います。
合掌
承仕 三原俊亮