普段のお勤めはなにを読むの?

別院承仕の三原俊亮です。

法事の席で「普段のお勤めは何を読んだらいいんでしょうか?」というご質問をいただく事があります。

答えとしては、特に決まりはありません。

といっても、それだと困ってしまうと思うので、おすすめの勤行やお手本の動画を紹介します。

普段は『同朋聖典』に収録されているものがオススメです

真宗興正派では、ご門徒さんが日常のお勤めで使えるよう編纂された同朋聖典という本があります。

同朋聖典は歴史の中で色々なものがありますが、最新版は赤い本になっています。

正信偈や、浄土三部経の一つ、仏説阿弥陀経(一番短いので小経とも呼ばれます)なども収録されていますが、基本的には短めの読みやすいものが多いです。

私の場合は、正信偈(6P)、讃仏偈(81P)、重誓偈(86P)をお勤めする事が多いです。

所要時間としては、

  • 正信偈(10〜15分)
  • 讃仏偈(5〜7分)
  • 重誓偈(3〜5分)  

といったところでしょうか。

どれを読むのが正しいという事はないので、日によって読むものを変えてもいいですし、毎日同じお勤めでも構いません。

家族揃ってお勤めをしよう

一人でお勤めしても構いませんが、出来れば家族が揃ってお仏壇の前で手を合わせましょう。

朝夕のお勤めは、お仏飯、ろうそく、線香をお供えしてお勤めをします。

これらは生活環境などもありますので、出来る範囲で結構です。

日々お仏壇の前で手を合わせる事で、亡き人を通じていのちを尊さに気付き、いのちを大事にする心が育ちます。

ぜひ、自分のいのちを改めて見直す時間にしていただければと思います。

どうぞ、ご家族揃ってお勤めをしてください。

お手本動画をご紹介します

読み方が分からないという方も多いので、いくつか興正派の勤行動画を紹介します。

こちらは西讃教区教務所で作成をした「真宗興正派 正信偈 中拍子」です。

こちらは西讃教区、善照寺が作成した「讃仏偈」の動画です。

同じく西讃教区、善照寺が作成した「重誓偈」です。

他にもCDなどもありますので、ご自分に合ったものを見つけて、日々のお勤めの参考にしていただければ幸いです。

承仕 三原俊亮